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2018.06.25
日本の製造業が本来持っている強味 12 私は毎日どこかの工場に伺って改善をしています。いつ雨が降ってもいいようにいつも折り畳み傘を持っています。だから梅雨時でも大丈夫です。
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例えば設備稼働分析のように、新たな改善を行う際の現状分析で、これまでであれば観測者が時間をかけて観測し分析をする必要があったことでも、観測対象設備にセンサーを取り付けてそれをパソコンに接続し自動的にリアルタイムでグラフ表示することが可能な時代だ。それも専門家の手を経ずに自前でそれらの設置が可能である。
すなわちセンサーは人間の五感と脳の能力を高めるセンスで使うべきものであり、あくまで原点は人間にある。これまでやってきた改善のレベルを上げることに新しく登場したセンサーやシステムを使い、それを統合しながら大きなシステムに育てていくというやり方が自然であり最初から作られた大きなシステムを導入する必要はないと考える。
Question:センサーの原点は人間と書きました。いかがでしょうか?
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2018.06.13
日本の製造業が本来持っている強味 11 日差しが強くなり暑くなっています。工場内は暑いところが多いですが、そろそろ熱中症に気を付ける時期になりましたね。
*************************************そしてこのITの力の進歩は再び日本に大きな力を与えてくれるだろう。日本ではこれからも現場で改善をコツコツと行うが、今までであれば人がやるしかなかったことが、センサー技術の進歩によって自動で情報が取れ、それをパソコンにつなぐ手段も身近になったので分析も自動でできるようになった。あるいは人の目では見ることができなかったところにセンサーカメラを設置することで、いつでもどこでもはっきりと映像が見えるようになった。これらを使えば、自分でこれまで以上に高レベルの情報が取れるだろう。そしてそれらを高額で大きなシステムを買うのではなく、必要の都度、自分で必要の都度、情報の自動化を行うことで自前のIndustry4,0を作ればさらに良い。
Question: 皆さんの工場にの設備にもセンサーがたくさん付いていると思います。改めて情報の集約化につなげませんか?
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2018.06.11
日本の製造業が本来持っている強味 10 遅ればせながらパソコンをクラウド化しました。以前にパソコンにコーヒーをこぼして大変な思いをしましたが、もう大丈夫、嬉しいです。
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欧米との比較でいうと、日本はドイツのIndustry4,0あるいはアメリカの Industrial Internetのような総合的情報技術に大きく後れを取っているといったマスコミの情報が流れている。しかし本当にそうだろうか?日本は以前からQCサークルなどの現場改善活動をしており、既に現場には数多くの経験、データの蓄積がある。これは欧米にはほとんどなかったものであり、欧米はITの力を借りてようやく日本のように「現場のデータが取れる状態」になってきたといえる。
Question:日本の現場が持つデータは本当にすごいと思っています。皆さんの会社のデータはいかがですか?
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2018.06.05
日本の製造業が本来持っている強味 9 日差しが強くなってきました。熱中症の対策を始める時期ですね。
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外部の人間である日本人の私がいてもあまり関係ないというそぶりでその3人はドンドン話を進めていた。にわかには信じがたいが、その場で大きな決断がされたと案内をしてくれた人があとで教えてくれた。そうだとするとまさに即断即決であり、それ以上のスピードはない。
廊下の壁がすべてホワイトボードでたくさんの人たちがそこで侃々諤々(かんかんがくがく)の議論をしているところを見て、そして大きな決断が瞬時にされてしまう現場にいて、実は私はかなり圧倒されてしまった。しかしその後少し落ち着いて考えてみると、このようなかかわりのある人が集まって全体を考えてベストの答えを即座に出すやり方はむしろ日本の製造業が得意としてきたことだ。これはむしろ「日本的な」経営のやり方なのではないかと思えてきた。更に言えば、この2社が世界の最先端を走っていられるのは日本の製造業の得意としているやり方をマネしたからではないかとさえ思い始めた。
Question:みんな集まって侃々諤々を「日本的」と書きましたが、皆さんはどう思われますか?