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2021.12.10
【第237回】コンサルタントの改善日記 -
2021.11.02
【第229回】コンサルタントの改善日記 現場改善の事例をご紹介させていただきます。
物を前にして、現場、現物で一つのことについて皆で話せば必ず答えが出ます。
集中して色んな改善を実行していきましょう。撮影にご協力いただいた会社は、山口包装工業株式会社様です。
山口包装工業株式会社: https://yamaguchi-kf-pack.com/ -
2021.02.09
【第173回】コンサルタントの改善日記 工場の見える化、実践動画です。
見える化で、皆様の工場をどんどん強くして下さい。
一緒に日本の製造業を強くしていきましょう!
今回の動画は、株式会社永沢工機の皆様にご協力いただきました。
株式会社永沢工機: http://www.nux.co.jp/index.html -
2021.02.05
【第172回】コンサルタントの改善日記 KZ法を使った改善で工場にスペースを生み出します。
現場の動画を見ながら解説させていただきました。
今回の動画は、株式会社永沢工機の皆様にご協力いただきました。
株式会社永沢工機: http://www.nux.co.jp/index.html今の日本のモノづくりに、全体最適の考え方はとても大切です。
考え方の次に大切なのは、やり方です。
ここでご紹介するKZ法はその具体的な実行方法の1つだと確信しています。
ご参考になれば嬉しいです。 -
2020.01.27
(号外12) 『カイゼン4.0』が出版されます。 来る1月27日にワニプラスから私の著書で『カイゼン4.0-スタンフォード発 企業にイノベーションを起こす』が発売されます。
日本の製造業はカイゼン技術を駆使して世界のモノづくりを引っ張っていた時期がありました。ところが現在の日本の製造業には以前のような輝きがありません。カイゼンもいろいろな理由で実行できていない会社が増えています。あるいは、実行していたとしても、正しく行われていないので経営成果に結びついていないことも多いのが実情です。
しかしカイゼンという日本発の技術は、お金がかからないシンプルな技術であり、正しく運用すると生産性や品質はもちろんのこと、新商品や新マーケットをも生み出してしまうすごい不思議な技術なのです。そしてこれは日本にしかできない特別な技術です。ですから正しいカイゼンができていない会社が多い今の日本の中小製造業の状況は、とてももったいないと思っています。
私はカイゼン指導が専門のコンサルタントです。そして私の指導先ではそのすごいことが普通に起きています。そこで私の指導先のカイゼン事例をベースに、経営者の役割や、カイゼンの進め方を解説した本を書こうと決めてこのたびようやく完成しました。
この本を参考にして頂き、日本の製造業、特に中小の製造業が元気になって再び世界のモノづくりを引っ張るようになっていただきたいと思います。
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2019.08.22
コンサルタントの改善日記 10 私の改善会ではしばしばKZ法という全体最適の活動を実行します。Kは改善、Zは全体のイニシャルです。
つい先日は、チェーンソーのガイドバーやヘッジトリマーを作っている兵庫県三木市の末廣精工(株)の改善会で、社長を筆頭に会社の全部門の皆さんが参加してプレス職場にてKZ法を実行しました。
プレス職場の方はもちろん、他の工程の管理職の方や営業や設計、技術の方々が社長と一緒にモノを前にしてみんなでワイワイガヤガヤをして、隠れている会社の本質的な問題を洗いだします。
超暑い中、みんなで1ヶ月以内に使わないモノや問題のあるモノにカードを貼り、それを「不要」、「不急」、「必要だけど問題あり」の3つに分類しました。金型の廃却判断や大型のモノの移動などひとりでは、あるいは自部署の人だけでは絶対に分からないしできないことがわずか2時間で次々と解決されていきました。全体最適とはこのことか!という感じでした。
毎日の仕事は営業、設計、製造のように手分けをしてするのがいいのですが、大きな改善は手分けしてはできません、みんなで一気にやるのが正解です。そしてこの過程で一人では、あるいは一部所では絶対に思いつかない全体最適のアイデアが生まれます。
KZ法をやってみたい方はお問い合わせください。
柿内幸夫著『KZ法 工場改善』
書影をクリックするとアマゾンに行きます。
写真1:みんなでワイガヤ、これ何だろ?
写真2:金型議論、これはもういらんな!
写真3:津村社長も運搬、汗だく。
写真4:私もたくさん運んだので汗だく。末廣精工株式会社HP: http://www.suehiroseiko.jp/
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2019.03.13
全員で行う改善をベースとした新しい経営のアプローチ 10 少しずつ春めいてきています。嬉しいです。
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先回から話し始めたKZ法ですが、KZ法による現場改善に他部署から参加すると、そこでの改善結果をそこでのみの改善ととらえるのではなく、その改善の本質をつかんで自分の部署においてもその改善が適用できるに気付くことができる。それは部門や役職を超えた議論から生まれる考え方であり、物事の抽象概念化能力といえ、指示を受けなくても自発的に会社全体で改善が進むようになる。
私はこのやり方を「経営を変える5S」と位置付け、指導先では改善活動を始める時はまず最初に行い、全体最適の意味の理解や、全体最適の改善の展開を行っている。
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Question:他部署の人たちと一緒の仕事をする機会ってありますか?
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2018.12.28
コンサルタントの改善日記 7 今年もあとわずかになりました。毎年この時期になると同じことを言っているのですが、月日が経つのは何ともはやい!はやすぎる!!
年末は行く年を振り返り、来る年に思いをはせる時です。P-D-C-AサイクルのCheckとPlanを実行する時ですね。ということで最近に私の身の回りで起きたことをベースにC-A-P-Dサイクルを回してみたいと思います。
先日ある会合で管理職の方々と雑談していた時のことです。ある方(A部長)が「わが社は新しいことに挑戦する力が不十分」といった意味の発言をされました。そこで私が「Aさんはどんな新しいことをしたいのに会社としてできないのですか?」と聞くと、「特に具体的なアイデアはないんですけどね…」というお返事でした。「わが社」とは「私」のことでもあったわけですね。Aさんの会社の人全員がそう言っているのではないかと思いました。そういう会社はアイデアの量が少なく、改善の実行量も少ないのです、
一方、先週指導先のD社において10人くらいの小さい規模でKZ法を実行しました。それぞれの方がすぐ使わないモノにカードを貼り、それらを外に移動してみんなで議論をして全体最適の改善の結論を出しました。現場もすごくスッキリ! 終了後10人それぞれに来年の活動についてひと言述べてもらいましたが、全員が独自の意見を話されました。新年早々の改善実行計画も具体的です。頼もしい会社だなあと思いました。
A社とD社の違いは、すぐやるかどうかの違いです。腕を組んでできない理由や失敗した場合の責任の取り方などをいくら議論しても何も起きません。それよりはまずは現場で現物を前にしてみんなでKZ法をするだけで改善が実行され更なるアイデアが出るのです。
2019年は行動の年!みんなで手足を動かしながらワイワイガヤガヤと楽しく改善を進めましょう。
今年一年、大変にお世話になりました。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
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2018.10.19
コンサルタントの改善日記 5 コンサルタントは自分の都合で仕事を進めることができません。お客様(指導先)との日程調整をしたら、必ずその日に会社に行かないと多くの方々にご迷惑をおかけしてしまいます。そこで何としても体調を常に良好に保つ必要があります。
以前に私が健康オタクであると申し上げましたが、オタクアイテムの中で最も昔から実行している健康アイテムは「呼吸法」です。
世の中にはいろいろな呼吸法がありますが、私が実践する呼吸法はひたすら静かにゆっくり息を吐いて、そしてひたすら静かにゆっくり息を吸うというシンプルなものです。今日の仕事が終わって、明日の仕事場へ移動する新幹線に乗って、お茶とお菓子で落ち着いた後(第94話)に始めます。だいたい10分間で15往復。隣の人に変な人だなあと思われないようにひたすら静かにゆっくり行います。私にとっての必須アイテムです。
参考文献:『氣の呼吸法」藤平光一著 幻冬舎
http://amzn.asia/d/fjuVEDH -
2018.10.16
社長のための工場カイゼン1日セミナーのお知らせ 来る11月22日に日本経営合理化協会主催で
「社長のための工場カイゼン1日セミナー」を行います。
本セミナーでは、社長の方々をターゲットに在庫削減、コスト削減、生産性UP、作業連結など設備投資・増員をせず、
生産性を2~3倍と飛躍させる手法を指導いたします。是非ご参加下さい。