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2016.10.16

これからの技能と技術 3

技術

これまで2回にわたり私が現場指導の中で見つけた技術と技能の話をして来ました。今回はそこで気が付いたこれからどう技術と技能を進歩向上させていくといいかをお話しします。
 
最近の本屋さんの書棚には、「あと何年でなくなる仕事云々…」「ロボットの脅威云々…」といったタイトルの本が並ぶようになりました。
 
コンピューター技術が進歩して、囲碁の世界チャンピオンがコンピューターに負けるといったこれまでは考えられなかったことが起きたため、この仕事とあの仕事はロボット化されて人は仕事を奪われるといった、どちらかというと心配事のようなニュアンスです。
 
私も時々「これからどうなると思いますか?」と聞かれますが、最近はかなりはっきりした答えができるようになりました。10月5日に書いた第9話のS工場長のように、コンピューターに使われるのではなく使い倒す立場に立つことです。コンピューターの活用で私たちは更に進歩向上できるのであり、心配することではないということです。
 
ではそうするためにはどうすればいいか? ですが…、最近の私たちは身の回りの状況に慣れてしまってあまり改善のニーズを感じなくなっていないでしょうか? もしそうならそれが大きな問題です。私たちの周りはまだまだ不十分なことだらけです。
 
例えば、品質は完璧からは程遠いし、歩留まりは相変わらず悪くて廃棄物を生み出しています。人口が減っていく中で高齢者の活躍が必要なのにもかかわらず、高齢者が簡単に扱えるコンピューターや設備はありません。現状に満足せず、改善すべきところを見つけてそれらを本気で変えようと思えば、やるべきことはびっくりするほどあるのです。
 
身の回りにある変えるべきところをすべて変えてみませんか! そうするとそのための技術が必要になってくるのですが、その時に進歩したコンピューターが便利な道具として私たちを支えてくれると思います。
 
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