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2016.09.30
社長も改善 2 前回、社長も改善をするのですと書きました。社長に参加していただきたい改善の形はいろいろあるのですが、その一つにKZ法という経営を変える整理整頓のやり方があります。
KZ法のKは改善、Zは全体を表すのですが、生産現場の整理整頓活動に社長にも入ってもらうことで、その場所がすっきりするだけでなく、会社全体の大きな問題がそこで浮かび上がり、これまでできなかった経営改善ができるというものです。
5Sをやる現場に、社長や役員、そして営業や設計や管理部門の管理職も集まって、みんなですぐ使わないモノや問題のあるモノにカードを貼ります。そしてそれらを要らないモノ、すぐ使わないモノ、問題のあるモノに分けてでみんなで、
・これはなんだろう?
・なぜ要らなくなったのだろう?
・どうやってみんなで改善しよう?
と話し合うことで、設計の問題や調達の問題や、営業の問題や、管理の問題が見えてきます。そしてそれらを見て聞いて話して、いろいろ分かった社長が、設計変更を設計部門と技術部門と調達部門のみんなに指示したり、モノの買い方をもっとチョビチョビギリギリにするよう調達部門に指示したり、生産ロットサイズの変更を生産管理と製造部門に頼んだりということになります。
社長は目の前の現物を見ているので自信をもって支持をすることができるのです。
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2016.09.23
セミナーのお知らせ11月29日
11月29日、大阪府工業協会研修室にてセミナーを行ないます。
どうぞおこし下さい。2016.09.17セミナーのお知らせ 9月27日(火)に大阪でセミナーの講師をします。
是非来てください。お問合せ→大阪府工業協会
2016.09.10パートさんの改善2 これまで2回、私が現場で接して驚かされたパートさんの改善についてお話ししましたが、このお二人が特別な方たちであるということではありません。実はどなたも例外なく改善実行の能力を備えています。
ところが多くの会社ではパートさんたちに改善の実行を求めていません。だから誰もやりません。せっかくの能力を使わないなんてもったいないと思いませんか。
そこで現場でやりにくそうに作業をしているパートさんがいたら、すぐに話しかけて様子を聞いてください。するとその仕事がどうやりにくくて、どうなったらいいかをはっきりと教えてくれるでしょう。
そして解決方法を一緒に考えて改善を実行すれば、その瞬間から品質や能率が上がります。このような会話を毎日現場でみんなと交わし改善実行を繰り返していくと、職場には仕事が楽になり能率・品質が上がるいいサイクルが回り始めます。そしてパートさんたちが仕事を改善すると楽になるしほめられると分かり、どんどん改善実行が進みます。
改善はみんなでやるものです。どんな小さな改善であっても、全員がずっとやると経営がかわります。みんなで改善をやりましょう!パートさんが参加できる改善の仕組みをお作りください。