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2018.09.20
コンサルタントの改善日記 4 私はほぼ毎日、工場から工場への移動で出張続きなので持ち物が多いです。カバンには着替えはもちろんパソコンや本を一週間分詰め込むので重さは20㎏弱になります。そんな重い荷物で大変ですね、どんなカバンを使っていますか?とよく聞かれます。この質問は大好きです。実は私には自慢のカバンがあるのです。話したい!聞いて下さい!お願いします!ということになります。
それは株式会社スワニーが作っているビジネスバッグで、私はコンサルタントになってからほぼずっと使っています。かれこれ25年くらいにわたるヘビーユーザーです。ナゼそんなにいいのか?ですが、開発者である三好鋭郎氏(元社長、現相談役)は重度の小児麻痺の後遺症を抱えておられるのですが、すごいバイタリティで世界中を営業して回っておられました。しかし足が不自由なため大きな荷物が時にはハンディキャップになっていたのを、ご自身の経験から誰もが使い易いカバンを自ら開発されたのです。すごい改善力です!
詳しくは会社のホームページをご覧頂きたいのですが、引っ張るタイプでなく、押すタイプで安全です。そして身体の構造に従って自然な手の位置で押せるので私にとっては杖替わりにもなる(私はすがるタイプと呼んでいます)。加えて何よりキャスターの音が小さいのです。カバンによってはものすごく大きな音が出て、夜道など申し訳なくて持ち上げて運んだといった商品も多いのです。
あるご縁から私は以前にスワニーの工場の指導をしたり、ヘビーユーザーとしてカバンの改善の意見を述べたりしてきましたのでとても愛着があります。
一回買うと二年は使います。毎日20㎏を積んで最低3000歩を移動するので一年くらいでタイヤを交換して使っています。先日はやはり一年でタイヤが壊れたので新品に交換しました。このカバンには、あと一年頑張って私の移動を支えてもらいます。
株式会社スワニーホームページ
https://swany-shop.jp/
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2018.09.07
全員で行う改善をベースとした新しい経営のアプローチ 4 日差しが少しずつ秋の気配に変わっています。うれしいです。
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現在、日本および世界の経済活動は工業生産中心からサービスの実行へと変わってきている。例えば新しい電話機を作ることだけでは不十分で、その電話機の新しい使い方を見つけることも求められてきているということだ。消費者は機能的な性能向上のみならず、より満足度の高い使用法による経験をも求めている。モノからコトへの変化が起きている。
すなわちこれまでは機能的に良いものを作れば売れるといったテクノロジー中心・技術追及中心の時代であり、会社の運営は営業・設計・技術・管理・製造のように部署別に専門を分担して行うことができた。しかしこれからはこれまでに培ってきた高いテクノロジーを前提に、個々のユーザーを満足させるサービスレベルを上げるという幅広い要求を満たすことが求められる。そのためには部門ごとの力では能力が足りずアイデアが不十分で対応しきれない。
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Question:サービス向上ということはずっと前から言われていますが、昔のサービスと今のサービスは意味が違うと思いませんか?