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2020.06.24
【第133回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第3話となります。
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2020.06.24
【第132回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第3話となります。
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2020.06.24
【第131回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第2話となります。
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2020.06.24
【第130回】コンサルタントの改善日記 今回は「私がなぜ改善コンサルタントになったのか?」について話してみました。
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2019.12.11
(号外11)一般社団法人日本カイゼンプロジェクト 第一回工場見学会報告 11月21日~22日の2日間にわたって(一社)日本カイゼンプロジェクト主催の工場見学会が行われました。会場は滋賀県長浜市の大塚産業マテリアル株式会社と株式会社シガウッドの2社でした。両社とも近江の「三方良し」に基づいて経営をしておられ、中心に人がいてカイゼンがあって大きな経営成果を上げておられます。
日本カイゼンプロジェクトの工場見学は、ただ見学するだけでなく『おみやげ・お買い上げシート』を使って、見学者もカイゼン議論に参加するやり方なのですが、かかわった方全員が自社にも有効な経営カイゼン議論をするというユニークな見学会になりました。
おみやげ:見学した現場に対するアドバイス
お買い上げ:見学した現場にあった素晴らしいカイゼン
「おみやげ」と「お買い上げ」について、それぞれ最低一件は書かないと夕食抜きという厳しいルールが課されました(笑)。
その結果、皆様たくさんのアドバイスと評価をして下さいました。参加した方と受け入れた方のすべての方が大きな学びを得たと思います。
参加者の皆様、受け入れ準備をして下さった2社の皆様、素晴らしい会をお作りくださりありがとうございました!
大塚産業マテリアル(株): https://ohtsukasangyo.com/material/
(株)シガウッド:http://www.shigawood.com/
(一社)日本カイゼンプロジェクト:https://www.kaizenproject.jp/
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2019.03.18
来年度の私の仕事 つい先日お正月を迎えたばかりと思っていますが、既に3月も末に…。年度末、学年末の時期となりました。
そろそろ来期の仕事の進め方を具体的に考えるタイミングです。変化のスピードが速い昨今、仕事のやり方にもスピードアップが求められますね。
来る新年度、私はこれまでのコンサルタントとしての仕事、大学大学院ビジネススクール客員教授、講演会講師としての仕事に加えて一つ新しい改善の仕事を始めます。各企業で実行している素晴らしい改善をそこでとどめずみんなで更に磨き上げて大きな改善を育てるプラットフォームを作ります。プラットフォームについては次回に改めてご報告いたします。
さて、今年度の主な講演会の内容が確定しましたのでご連絡させていただきます。
大阪府工業協会主催の「工場経営研究会」は私が主任講師を務め、13人の各分野の専門家が幅広くモノづくりに必要な実践的な講義(合宿2回を含む、計16回)を行うものです。
また日本経営合理化協会主催の「第9回工場生産『管理者』育成学校」は私が4回にわたり実践的な講義と実習をするもので、工場管理に必要な仕事のやり方を実践的な講義と宿題を通じて身につけて頂くユニークな講座です。ご興味ある方はぜひご参加ください。お目にかかるのを楽しみにしています。お元氣で!
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2019.02.14
全員で行う改善をベースとした新しい経営のアプローチ 9 本格的な寒さの到来です。みんな手をよく洗って風邪を引かないように頑張りましょう!
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新しい改善のアプローチをお話しする前に、私のこれまでの改善指導のやり方をご説明させていただきたい。
私は社長はもちろんトップの方々と一緒に作業服を着て現場を回り実際に改善を実行する。改善をすればその瞬間から現場は良くなるが、そこで満足せず、なぜこの改善をすることが必要になったのかといった根源的なことをその場で議論する。その結果、大規模なレイアウト変更、設計変更、営業部門と他部門間の情報交換の方法改善といった一部門の改善では到底たどり着けない大きな成果が上がって来ていた。その過程から時には新商品が生まれたり新規顧客が生まれたりもしていた。
例えばKZ法という改善のやり方は、社長を筆頭に普段は別の部門に属し、また仕事もそれぞれ独立した状態で行っている設計、営業、調達、技術、管理のような人たちが現場に集合し一緒に5Sを実行する。その過程で出てきた不要品や不急品を見ながら、これはなんだ?どうしてこうなったんだ?みんなで改善してこうならないようにしよう!といった議論を行う。そしてその場で全社最適の改善を実行するために全社的なメンバー選定や方法を決めて全員の力で改善を実行するというやり方である。このKZ法の実行を通じて部門間にある強固な組織の壁が破られ、みんなが協力して総合的な改善ができる全体最適の体制が出来上がる。
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Question:社長も含めた全員参加の5Sをやったことありますか?
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2018.05.30
日本の製造業が本来持っている強味 8 作ると売るは一体です。両方同時に考える必要があります。
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一つ目の驚きは彼らがマーケットの変化スピードはものすごく速いということを認識してそれに合わせた仕事をしていること。これは驚きではあったが、想像した通りともいえることでもあった。
二つ目の驚きはそのスピードを追求する方法はこれも当たり前と言えば当たり前であったが、「創る→作る→売る」に関係するすべての人が1か所に集まって即断即決して動き出すことであった。一つの部門の人だけで集まるのではなく、あるいは大きな会議室で誰か一人が話して残りの人は聞いているではなく、関連する人全員が立ってホワイトボードの前でそれぞれがマーカーを持ってドンドンと話を作り込んでいって実行するやり方だ。
Question: ホワイトボードの前でみんながマーカーを持って書き込みながら話すということをしたことありますか?
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2018.05.01
日本の製造業が本来持っている強味 5 昔当たり前であった日本のモノづくりのやり方はなにか?今回はそのことについてお話します。
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ところが残念なことに、現在多くの日本の製造業の経営者は、こういった自分たちが本来持っている本当の強みを認識しておらず、その力を生かした改善・変革をしていないように思える。日本人は自分の仕事に対する責任感が強い。人から言われなくても改善を実行したり、そこで関連する人たちが部門・職位に関係なく集まって問題点を自由闊達に議論できる場を設けると、それぞれの人が全体最適の状態に向かって議論を展開し答が生み出ることがしばしばある。この部門・職位を超えた話し合いは日本の得意な仕事のやり方であった。もっと砕けて言うと日本人は部門・職位を超えてワイワイガヤガヤと熱心な話し合いができるとそれぞれが自分の領域で持っている知識や経験が融合し大きな結果を生み出せる。
Question: 実は日本人は大変な持つ強みを持っているにもかかわらず、それが認識されていないということをどう思いますか?
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2018.03.30
日本の製造業が本来持っている強味 1 これまでは「世の中の変化と日本の製造業が抱えている問題点」という観点で私の考えをお伝えしてきましたが、今回からはそれに対して活用するべき日本の強味についてお話を続けます。
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私は改善コンサルタントとして、これまで多くのモノづくりの現場で改善指導をしてきました。そこでどんなことが起きているかをご紹介したい。私の肩書は「改善コンサルタント」であるから、当然社長は現場改善での作業能率や品質の向上を期待して私を使い始める。面白いことに、そうすると結果的には能率や品質はだけでなく、商品開発や営業収益の向上が起きてしまうことがしばしばある。私は開発や営業の経験も知識もないので、私の指導で売り上げが上がったのではない。しかし上がってしまうのだ。
では一体何が起きてそうなるのかをご説明します。
私は作業服を着て現場に出て改善指導をします。その場には必ず社長や開発や設計、そして営業の責任者にもいてもらいます。そして全員で一緒に改善を行う。このことにより現場に隠れている全社的な問題点を発見し、全体最適レベルで解決してしまうのです。全員で全体を同時に見る!それが、私が関与していない部分も全体的に盛り上がる理由です。
Question:皆さんの会社でみんなで現場でワイワイやっているうちに、とんでもないアイデアが生まれてそれが会社に大きく貢献したという経験はありませんか。
追伸 このたび、経済産業省より「先進技術マイスター」(平成29年度)という称号をいただきました。ちょっと嬉しいです。